非日常茶飯事。

It is possible to hold out because it likes it.

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フェンス越しに鮮血の月を眺める

このフェンスから外に出ることは許されない







2つの血が体中を巡り合い
争っている


生まれつきいつかこうなることはわかっていたんだ
この一族が最終的にどうなるかなんて



わかっていたけど

恋をした


別の「族」に
自分の「族」の事が言えなかった


族同士は関わってはいけなかった
これは決まり


それでも僕等はフェンス越しだったけど
毎日会いに来てた


笑顔が忘れられなくて
声が忘れられなくて

いつも別れ際にくれた
あめ玉


「また明日会おうね」




あまずっぱい
レモン味

恋の味












血が巡り合って
「自分」の記憶がかき消されようとしているとき


ふと思い出す


ポケットの中のあめ玉を



最後の一粒を
手が震えつつもなめる


あまずっぱいレモン味は
変わってなかった



もうほとんど
「自分」の意識はない


鏡越しに見た自分の姿は
この世の物とは思えない物だった













あめ玉はかみ砕かれた








この期におよんで
涙がほおを伝う
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